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国民生活金融公庫は、女性や中高年の起業をバックアップしてくれる? 

 国民生活金融公庫(国金)は、確かに女性や中高年の起業をバックアップしています。
 基本的にはそうです・・・。

 さて、内容を確認してみましょう。

  <ご注意>
   最新の内容は国民生活金融公庫のHPでお調べ下さい。

    金利や内容、制度名称などよく変わります。


 既に、国民生活金融公庫(国金)には、新規開業者向けの融資制度として、「新規開業向け資金」と「女性・中高年起業家向け資金」の二つがあると説明しました。

 ここでは、この「女性・中高年起業家向け資金」について説明しましょう。

 制度名は「女性、若者/シニア起業家資金」といいます。 (女性または30歳未満か55歳以上の方)

 この開業融資制度は、「女性または30歳未満か55歳以上の方であって、新たに事業を始める方または事業開始後おおむね5年以内の方」を対象としています。

 融資額は運転資金で4,800万円以内、設備資金で7,200万円以内となります。返済期間は運転資金で5(7)年以内(据置期間1年)、設備資金で15年以内(据置期間2年)、利率は国民生活金融公庫(国金)のHPで確認して下さい。

 一見すると、「新規開業資金」との違いがよく分かりませんね。

 まあ要件が緩和されているのでしょう。

 それと、設備資金を借りる場合、多少利率に有利になる場合もあります。

 また、比較してみると、設備資金の据置期間が1年短くなっています。女性や中高年が起業する場合は、少しでも早く返済しなさいということでしょうか?(ちょっと考えすぎ?)

 確かに、もし60歳の方に15年返済で融資した場合、完済するのは75歳です。完済するより、故人になってしまう可能性の方が高いかもしれません(笑)。

 いや失礼しました・・・。

 人生80年、今のお年寄りは皆さんお若いです!
 我々が教えていただくことは多々あります。

 このように国民生活金融公庫(国金)は、"制度"はたくさん用意しますが、利用者からしてみると少々分かりにくいようです。(というような意見をよく聞きます。)

 巷では"新規開業者や、女性・中高年は優遇されている"と言われていますが、これが実態かもしれませんね・・・。

 だけど、これから、「団塊世代の定年」とそれに伴う「シニア起業」が増加するかもしれません。日本経済のためにも、もっとこの分野が強化される可能性もあるでしょう。



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